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ノロウイルスの片付けで逆効果になりやすい4つのこと:アルコールだけでは足りない理由と塩素の濃度

冬に増えるノロウイルスは、家庭内で一人が発症すると、片付けの仕方しだいで家族に広がってしまいます。厚生労働省のQ&Aをもとに、つい逆効果になりやすい4つのことと、その代わりにする手順をまとめます。
1. アルコール消毒で済ませてしまう
実は、消毒用エタノールによる手指の消毒は、石けんと流水での手洗いの代わりにはならないとされています。アルコールは、すぐに手を洗えないときの補助です。トイレのあとや調理の前は、石けんを十分に泡立て、流水でしっかり洗い流します。
2. 吐いたものを勢いよく拭き取る
嘔吐物を急いでこすり取ると、ウイルスを含むしぶきが周りに広がります。使い捨ての手袋・マスク・エプロンの3つを着け、ペーパータオルなどで静かに拭き取ります。拭き取ったものはビニール袋に入れて密閉し、袋の中にも消毒液を入れてから捨てます。
3. 塩素の濃度を目分量で決める
Q&Aでは、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)の濃度の目安が2つ示されています。嘔吐物を拭き取ったあとの床など周りの消毒は約200ppm、嘔吐物などを入れた袋の処理には約1,000ppmです。製品によって元の濃度が違うため、ラベルに書かれた薄め方を確かめてから使います。塩素系の薬剤は金属を傷めることがあるので、消毒したあとは水拭きします。
4. 加熱が足りないまま食べる
二枚貝などの加熱調理では、中心部が85〜90℃で90秒以上の加熱が望ましいとされています。表面が焼けていても中まで熱が通っていないことがあり、ここが見落としやすい点です。
潜伏期間を知っておくと備えやすい
ノロウイルスの潜伏期間は24〜48時間とされています。家族に症状が出てからしばらくは、タオルの共用をやめる、ドアノブや手すりなど手が触れる場所を消毒する、といった対策を続けると、家庭内での広がりを抑えやすくなります。 症状が重い、水分がとれない、高齢者や乳幼児の様子がいつもと違うといった場合は、早めに医療機関に相談してください。