ホーム / 暮らし / 賃貸の入居時チェックで見落としやすい6か所:退去時に困る理由と、傷を写真で残すコ
賃貸の入居時チェックで見落としやすい6か所:退去時に困る理由と、傷を写真で残すコツ

新しい部屋に引っ越した日は、荷ほどきや手続きで忙しく、部屋の状態をじっくり確かめる余裕がないものです。けれども、入居したときの状態を記録しておくと、退去するときに「この傷は入居前からあったかどうか」を確認しやすくなります。ここでは、見落としやすい場所と記録のコツを整理します。
なぜ入居時の記録が大切なのか
国民生活センターには、賃貸住宅の敷金や原状回復をめぐる相談が毎年数多く寄せられています。国土交通省のガイドラインでは、経年変化や通常の使用による傷みは、原則として貸主の負担とする考え方が示されています。実は、話し合いのときに困りやすいのは、傷が「いつからあったか」がはっきりしない場合です。
見落としやすい6か所
- 床:家具を置く前に、へこみ、すり傷、フローリングの変色を確認します。
- 壁・クロス:画びょうの穴、はがれ、日焼けによる変色を見ます。
- 窓まわり:網戸の破れ、サッシのがたつき、結露のあとのカビを確認します。
- 水まわり:浴室のコーキングの黒ずみ、洗面台のひび、排水のにおいを見ます。
- 収納の中:クローゼットや下駄箱の中は、荷物を入れると見えなくなります。
- 設備:エアコン、換気扇、給湯器などが動くかを確かめます。
写真で残すときのコツ
- 部屋全体の写真と、傷のアップの写真をセットで撮ると、場所が分かりやすくなります。
- 傷の大きさが分かるように、定規や硬貨など大きさの分かるものを横に置きます。
- 写真と一緒に「どこに、どんな傷が、どのくらいあるか」をメモします。
- 撮影した日付が分かる形で保存します。
管理会社への伝え方
入居時にチェック表を渡された場合は、気づいた点を書き込み、期限内に提出します。よくある間違いは、提出したチェック表の控えを残さないことです。提出前にコピーや写真を残しておきます。
注意点
記録は、あとで状態を確認するための手がかりです。費用の負担は、契約の内容や個別の事情によって判断されます。特約の内容も入居前に確認し、困ったときは消費者ホットライン「188」から消費生活センターに相談できます。