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寒い季節の入浴で気をつけたい6つのこと:湯温41度・10分の目安と、脱衣所を温める理由

気温が下がってくると、温かいお風呂が一日の楽しみになる人も多いのではないでしょうか。一方で、寒い時期は入浴中の事故が増える季節でもあります。消費者庁は、入浴中の事故は持病がない場合や、前もって体調の変化がない場合でも起こるおそれがあるとして、注意を呼びかけています。ここでは、消費者庁が示している6つのポイントを、家庭で実践しやすい形で整理します。
1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
暖かい居間から冷えた脱衣所に移り、服を脱いで熱いお湯に入ると、短い時間に体が大きな温度差にさらされます。実は、見落としやすいのがこの脱衣所の寒さで、体に負担をかける原因のひとつです。 脱衣所に小型の暖房器具を置く、入浴前にシャワーで浴室の壁や床にお湯をかけておく、浴槽のふたを開けて湯気で浴室を温めておく、といった方法があります。
2. 湯温は41度以下、つかる時間は10分までを目安に
熱いお湯に長くつかるほど、体への負担は大きくなります。消費者庁は、湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にするよう示しています。 給湯器の設定温度を41度以下にしておくと、毎回確認する手間がなくなります。なぜなら、熱いお湯は入った直後こそ気持ちよく感じても、つかっている間に体温が上がりすぎやすいからです。時間はつい長くなりがちなので、浴室に時計を置いたり、スマホのタイマーを脱衣所で鳴らしたりするのも一つの工夫です。
3. 浴槽から急に立ち上がらない
湯船から勢いよく立ち上がると、立ちくらみのような状態になり、転倒や溺れる事故につながることがあります。浴槽のふちや手すりにつかまって、ゆっくり立ち上がるようにしましょう。
4. 食後すぐ、お酒が残っているときの入浴は控える
食事の直後や、アルコールが抜けていない状態での入浴は避けるよう呼びかけられています。晩酌をする日は、先にお風呂をすませてから飲む、という順番に変えるのも一つの方法です。
5. 睡眠薬や精神安定剤などを飲んだあとは注意
精神安定剤や睡眠薬などを服用したあとの入浴は危険なため注意が必要とされています。薬を飲む時間とお風呂の時間が重なっている場合は、主治医や薬剤師に相談し、入浴を先にすませるなどの工夫を考えましょう。
6. 入浴前に家族に一声かける
一人で入浴していると、もしものときに気づいてもらえません。同居している家族がいる場合は、「今からお風呂に入るね」と声をかけ、長く出てこないときには様子を見に行ってもらうようにしておくと安心です。
よくある勘違い:若いから、元気だから大丈夫?
入浴中の事故は高齢者に多いとされますが、消費者庁は周りの家族も一緒になって事故防止に取り組むことが大切だとしています。実家の親の入浴習慣が気になる場合は、帰省したときに給湯器の設定温度や脱衣所の寒さを一緒に確認してみるだけでも、事故を防ぐきっかけになります。
今日からできる3つの見直し
- 給湯器の設定温度を確認し、41度以下にする
- 脱衣所が寒くないかを確かめ、必要なら暖める方法を決めておく
- 家族で「入る前に一声」のルールを共有する
寒さが本格的になる前に、家の中の温度差とお風呂の習慣を一度見直しておくと、冬を安心して過ごしやすくなります。