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野生のきのこで食中毒にならないために:見分け方の言い伝えが危ない理由と、4つの「しない」

秋は、きのこ狩りに出かけたり、知人から採れたてのきのこをもらったりする機会が増える季節です。一方で、毒きのこを食用のきのこと間違えて食べてしまう食中毒も起きています。毒きのこによる食中毒の原因は、多くの場合「食べられるきのこだと思い込んだこと」にあります。厚生労働省の注意喚起をもとに、家庭で気をつけたいことをまとめます。
基本は「採らない・食べない・売らない・人にあげない」
厚生労働省は、食用と確実に判断できないきのこは、絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげないよう呼びかけています。この4つの「しない」が、家庭でできる一番確実な予防策です。自分で食べなければ大丈夫と考えて人にあげたり、販売したりすると、被害を広げることになりかねません。
毒きのこは食用のきのことよく似ている
厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」では、ツキヨタケやクサウラベニタケ、カキシメジなど、多くの毒きのこが紹介されています。ツキヨタケはシイタケやヒラタケ、ムキタケなどと、クサウラベニタケは食用のウラベニホテイシメジなどと間違えられることがあるとされています。実は、見た目がよく似ているうえ、同じような場所に生えていることもあるため、慣れている人でも見分けるのは簡単ではありません。
言い伝えで見分けようとしない
よくある勘違いが、「縦に裂けるきのこは食べられる」「地味な色なら安全」「虫が食べているから大丈夫」といった言い伝えです。しかし、こうした見分け方には根拠がなく、迷信とされています。加熱や塩漬けなどの調理をすれば毒が消えるとも限りません。言い伝えを頼りに判断するのは避けましょう。
食べて体調が悪くなったら
毒きのこの種類によっては、食べてから短時間で吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ることがあります。厚生労働省は、自然毒の中でもきのこの毒には致命率の高いものがあるとしています。様子を見ずに、早めに医療機関を受診してください。食べたきのこの残りや調理前のものが残っていれば、受診の際に持っていくと原因を調べる手がかりになります。
安心して楽しむために
きのこは、店で売られているものを選ぶのが基本です。野山で見つけたきのこや、知人から譲られた野生のきのこは、少しでも迷ったら食べないという判断が、自分と家族を守ることにつながります。公園や庭に生えたきのこを小さな子どもが口に入れないよう、見かけたら大人が声をかけてください。