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身近な言葉の由来:「ありがとう」「挨拶」「油を売る」など、知ると話したくなる語源

ふだん何気なく使っている言葉にも、それぞれの成り立ちがあります。由来を知ると、言葉の意味が深く理解できるだけでなく、ちょっとした会話のきっかけにもなります。ここでは、よく知られている言葉の由来をいくつか紹介します。語源には諸説あるものも多いため、ここでは代表的な説として紹介します。
ありがとう
「有り難い(ありがたい)」が変化した言葉とされています。もともとは「有ることが難しい」、つまり「めったにない、珍しい」という意味でした。めったにないほどの厚意を受けたことへの感謝の気持ちから、今の「ありがとう」の意味で使われるようになったと言われています。
挨拶(あいさつ)
禅の言葉「一挨一拶(いちあいいっさつ)」に由来するという説が知られています。「挨」も「拶」も押す・迫るという意味を持ち、禅僧どうしが問答をして互いの悟りの深さを確かめ合うことを指していました。そこから、人と人とが言葉を交わすことを広く「挨拶」と呼ぶようになったとされます。
油を売る
仕事の途中で無駄話をして怠けることを意味します。江戸時代の油売りが、客の器に油を移すときに、油が切れるまで時間がかかるため、その間に客と世間話をしていた様子から生まれたという説があります。
うだつが上がらない
出世できない、生活が良くならないという意味で使われます。「うだつ」は、家と家の間に設けた防火のための壁のことで、立派なうだつを設けるには費用がかかったことから、うだつを上げられない=裕福になれない、という意味になったと言われています。
由来を調べるときのポイント
- 語源には複数の説があることが多く、確かな記録が残っていない場合もあります。
- 一つの説だけを「正解」として紹介しないように、国語辞典や、信頼できる資料で確認します。
- 言葉の意味は時代とともに変わることがあります。今の使い方と、もともとの意味を分けて理解すると混乱しにくくなります。
言葉の使い方の変化
言葉の意味や使われ方の変化については、文化庁が行っている「国語に関する世論調査」などでも紹介されています。由来を知ったうえで、今の使われ方もあわせて確認してみてください。